東京都の下町は、優しく思いやりがあります。他から入ってきた人にも同様で、とても開放的で、付き合っていても非常に楽しいのが、東京都下町の県民性です。
ただし、下町を理解するには自分もおおらかな気持ちを持っていないと、気の強さや言葉の荒さ、そして短気な面を持つ下町っ子と、意見がぶつかる事がありますので注意が必要です。
東京都の山の手は、とてものびのびしていて屈託がありません。典型的なお坊ちゃまとおお嬢ちゃまで、何事も余裕がありガツガツしたところがないのが、東京都山の手の県民性です。
しかし、人を見下すような小馬鹿にした態度を無意識にとるところがあるため、本心から付き合ってくれる友達が少ないようです。
東京都の三多摩地区は、おだやかで素直な性格の人が多いです。よって友人としても非常に信頼できます。他の東京都民より、根性や粘り強さも持ち合わせているのが、東京都三多摩の県民性です。
そのため、その素直さ故に警戒心が弱く都心に遊びに行ったときに、キャッチセールスなどで被害を被ることも多いようです。

神奈川県民は、異文化や価値観の違いを認める寛容さはありますが、徹底した個人主義者です。
気さくで来るものはは拒まずですが、気に入らなければすぐに離れてしまうのが神奈川県の県民性です。
しかし、それを補っているのが、根っからのおおらかさです。一度離れてしまっても、また忘れたようにケロッとして戻ってこられるのが神奈川県民の良さです。

千葉県は東京都隣接している為、特色が無いと思われがちですが、実際はそうでもないです。
千葉県民は自分を表現することが得意で、その持ち前の自分の魅力を欠点であっても、最大限に生かすことが出来るのが、千葉県の県民性です。
考え方は、伝統などのしがらみがないことから、自由奔放でのびのびしたところがあり、太平洋側の千葉県民は豪快で、何をやらかすかわからない特殊な要素もあります。

最近になって埼玉県にも中核となる埼玉市が出来ました。
昔は、県庁所在地が浦和市なのにすぐ隣には、大宮市という都市が存在した為どちらが埼玉県の中核なのか曖昧なままでした。要するに埼玉県は、顔が無い県で埼玉県としての特色が見えなくなっているのが、埼玉県の県民性なのでしょう。今後中核都市が出来たからといってどうなるかわかりませんが…。
もともと埼玉県は江戸と地方を結ぶ通過点でしかなく、これといった特色を持たない県で、全てが江戸を向いて産業が発達してきましたので江戸っ子に近いのですが、今ひとつ田舎者ということになるので、ダサイタマとなってしまうのかも知れません。しかし、現代の埼玉県民のダサさは、この現代にマッチしたかっこ良さに変貌しています。これまで比較対照されてきた東京都民に埼玉県民ほどの特色がなくなってきたことがあげられます。

茨城県民は、独立独歩で自分を曲げることがありません。
せこせこしたところがなく、一度信頼するととことん信用するのが、茨城県の県民性です。よって水戸市では、大型店より専門店が流行っていることが多いらしく、人間性が重視されているからだと分析できます。
その反面茨城県民は、好き嫌いがはっきりしているので、とっつきにくさがあります。また、飽きっぽいところもあり、こつこつと忍耐強く続けることが苦手なのも茨城県の県民性です。

栃木県は、関東圏にあっても東京には隣接していませんから、何事もワンテンポ遅れる傾向にあります。また、摘み食いというか、ちょこっと中央に顔を出してはすぐに戻ってしまう、内弁慶みたいな気質があるのが、栃木県の県民性です。
臆病な性格というより、無理をするのが嫌なタイプです。そのため人と不覚接する必要がない為、とっつきにくいイメージが出来ています。

群馬県民のは相互扶助の精神が強いです。
群馬県といえばカカア天下に空っ風と相場が決まっていますが、群馬県の女性が働き者というように置き換えると当たっているでしょう。また、任侠渡世で名を売った人たちがたくさんいましたので、気が荒く賭博好きといった捉え方もされているのが、群馬県の県民性です。
群馬県民はシャイな性格なのか、人づきあいが下手です。お世辞を言うことが出来ず、その反対のことを言ってしまい、時として問題を起こすことがあるのも群馬県の県民性です。